【日本のワイナリー】三養醸造 Sanyo wine 栽培編

山梨のワイナリー Uncategorized

創業1933年。山梨市牧丘町にあるファミリーワイナリー。現在は四代目「山田 啓二」さんが代表を務め、可愛らしい猫のエチケットで有名な「猫甲州」などを手掛けています。

今回は三養醸造さんのぶどう栽培についてお話を聞いて来ました!

畑にボルドー液は撒かない

日本でもボルドー液を畑に使用する農家さん、ワイナリーが多い中で、三養醸造の自社農園に限ってはこだわりを持って不使用を続けています。

先祖から引き継ぐ土の大切さ

三養醸造の畑は先祖が畑にするため河川敷に石垣を積み上げ、何百年もかけて田圃を、土を作ってきました。先祖代々受け継いだ土を自分の代で変えてしまってはいけないという思い。そして未来へ繋ぐ土でもある事を考え、ボルドー液で汚染しないことを決めました。

土壌の健康を考えて

人間にとっては無害で無農薬と呼称できるボルドー液も土の中で有機物を分解してくれる微生物には猛毒だと思います。ボルドー液に含まれる硫酸銅が分解されず、土に残って蓄積してしまう。微生物が住めない土になってしまいます。土壌の健康を考え守る事が植物の健康につながり高品質で健全なブドウ栽培へつながると考えて実践しています。

※ボルドー液とは…..殺菌剤として使われる硫酸銅と消石灰の混合溶液。農林水産省認可、「有機農法」で利用可能。

チッパーで細かくしたブドウの木。生きた菌が付着していて病気が出やすいが微生物が分解して柔らかい土になる。

混植がぶどうを美味しくする

他品種の花粉が付くと香りが変わる⁉

三養醸造では一つの畑に多品種が混植されています。その理由は、ブドウに他品種の花粉が付くと複雑味が増し、美味しくなると感じるから。窪平畑では甲州種とシラー、メルローなど赤ワイン品種を一緒に栽培する事で甲州種特有の香りが変化し液体自体に面白みが出ます。ワインを美味しく楽しむ為の一つの製法だと思います。

草花も必要!

畑にはブドウだけではなく、草花の存在が必要です。実際、甲州畑にライムギを植えてみると青々しく早熟な甲州に育つのです。土の中で養分を分け合う根が交流する事でブドウの樹、果実に大きな影響を与えていると感じています。

自然な環境を整える

混植栽培は自然のバランスを整える事。草花の根が土を耕し、虫、微生物が土に養分を与えます。 それぞれが健康に生育できる環境づくりが複雑味と深みのある美味しいワインを作る理由になると信じています。

見た目には解りづらいですが、甲州の隣にアルモノワール、カベルネ・フラン、シラーなど多くの品種を混植している。

まとめ

近年、日本でも増えてきた「フィールドブレンドワイン」。混植やボルドー液散布など、正解というものはありませんが、作り手さんの考えや想いを少しでも感じてワインを楽しんでもらえましたら幸いです。

三養醸造のフィールドブレンドワインはこちら

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